2018年3月28日水曜日

花粉症とは

副院長の山川聡です。

今回は花粉症(=アレルギー性鼻炎)について少しお話ししたいと思います。

現在はスギ花粉による症状で受診されるかたが非常に多いです。
透明の鼻水が止まらない、鼻詰まり(鼻閉)が続く、目のかゆみもある・・など
疑わしい症状がある場合はお気軽にご相談下さい。

アレルギー採血を行うことで、なにがアレルゲンとなっているのかが分かります。
スギやヒノキ、イネ科の植物や、雑草、ハウスダスト等に対してのアレルギーの程度を調べることで、どの時期から何に気をつけたほうが良いか、その対策、治療法について、細かく指導することが出来ます。

例えば、スギ花粉症の場合、症状が出始める(花粉が飛び始める)少し前から、抗アレルギー剤の内服を開始することで、花粉症の症状が強く出ることを抑えることが出来ます。
鼻閉などの症状がひどくなってから薬を飲んでも、薬はなかなか効きません。

また、0-5歳くらいの子ではどうしても風邪を繰り返すためにいつも鼻水が垂れている・・ということもよくあります。その場合、いきなりアレルギー採血ではなくて、鼻汁の検査、つまり鼻汁好酸球の程度をみることでアレルギー性鼻炎が疑わしいか、どうかの判断が可能です。
鼻汁好酸球が多い場合にアレルギー採血を行う、などのように段階を踏めば、お子さんの負担を減らすことが出来ます。

もちろん、必要があれば0歳児でも採血はいつでも可能です。